おもうつぼ

かべうちがしんだ

【残夏残片】ネタバレありの感想

ソプスクのネタバレを含みます。一応残夏残片のネタバレは回避してる。

ネタバレなしの記事はこっち。残夏残片のネタバレちょいあり - おもうつぼ

以下ネタバレありの感想。

 

無駄に長いよ!!!!

 

 

ネタバレなしの方でも割と話したんですが、佐藤先生になんか色々伝わってなかった……!?伝わってなかったの!?え!?という認識をお互いできるところくらいまでは進みました。

進んだだけ。ハイ。

いやまぁそもそもですね。卓中にRPで話したことなんですが、火灯丸が佐藤先生を好きになるのは仕方ないとして、火灯丸本人の中にはまず「俺ってそもそもあの機関に脳ごと作り込まれてるんだもんな………」っていう懸念が割とずっとありまして。

正直これは佐藤先生に対してだけではなく、あらゆる生活においてそういう疑念を持たざるを得なくなったというのが本心というか。

それは誰かの感情を疑ってるというわけではなく、むしろ疑ってるのは自分の感情の方って感じです。

 

少なからず火灯丸、もといHO4はとんでも無い思い込みで美影杏を妹だと信じて生活し続けて、結果として現場の混乱を招いたり美影ちゃん本人も困惑させりしたわけですから、自分の好意がまた機関に刷り込まれた思い込みで、それで誰かを振り回したり傷つけたりすることがまたあったらどうしようと。

なんかこの辺は気持ちの問題とかではなく、本当に自分って大丈夫なのかな?今まともでいられてるのかな?という、証明しようのなさ故の不安の方に近いのかな、と思ってます。

 

だから、言ってしまえば「そんな状態で自分が第三者好きになってもいいの?」という思いが割とソープスクール後からじわじわとあり、かと言って年下の城輪先生や加納先生に相談するわけにもいかず、結果として年上の佐藤先生にこぼしてしまった、というのはあります。

実際この辺りの相談を佐藤先生にしたのは完全に甘えてますね。教師として滅茶苦茶頼りにしてるということです。

 

で、問題はここからですよ(?)

 

「自分が他者を好きになる資格があるのか」という火灯丸の質問に対して優しく答えてくれたのはいいものの、その上で「私はあなたの事を信じてますから」って重ねられたらね。

 

それは火灯丸も「え?流石に俺もそれは真に受けますよ????????」なんですよ(??)

 

いやわかる。善意なのは。

でも好きな人がいるけど好きになっていいのかな、に対して「私は貴方のこと信じてますから」にはもう、「佐藤先生!!!!俺!!!俺!!目の前の俺!異性!!!!!オッケー!?!?!?」と発狂してました。

火灯丸的には「正味あの時の俺が違う人好きだったとしてもそれ言われた男がどう思うとか考えました???????」と佐藤先生の肩ゆすって問いただしたいくらいだった。好きになるだろ、あんな所でそんなこと言われたら誰だって。

 

ふう。

 

で、はい…その後のね。「どうします?送ってくのやめます?」のくだりの問答は本人も後々意地の悪い質問してごめんなさいと言ってるように、まぁ多少意地悪で言ってました。若干の仕返しです。

でも佐藤先生が本当に困ってる(田辺に付け狙われてる)ことに漬け込んでこんなこと聞くのは間違ってるので割とすぐ謝りました。ごめんね。

ただ、そう思ってる人に頼んでるんだぞ、という自覚をしてもらいたかったのと、それでもいいですか?許してくれますか?っていう確認がしたかったという感じです。

 

結果として仕事が一緒の時は家まで送っていくというのを了承してくれましたし、ぶっちゃけこれに関しては可能であれば自分じゃなくてもいいし、城輪先生や加納先生にも共有してある程度協力していきましょうね?という感じには説得して落ち着きました。ので、お二方の先生には火灯丸か、もしくは佐藤先生本人から相談がいくかな、と思ってます。なんなら他人事でもない話だし。

1番は田辺さんがなんかもっと生きがい見つけてくれればいいんですけど…………………(ほんとそう)。

 

それと、これもRPでやった事ですが火灯丸本人、現状妹の生活を安定させることを優先したいという気持ちが強いので、想いは秘めつつもえりなが卒業するまでの残り1年、少なからずそれまでは自身の色恋を進めたりとかはしないつもりです。ですし、えりなちゃんからしたら兄貴が自分の担任にアタックしてワンチャン同じ家庭に食い込むことになったらどう思う……?嫌だやめてくれと言われたら泣く泣く諦めるしかないんですけど多分えりななら喜んでくれるとは思ってるんですよね…佐藤先生のこと大好きですし。

 

とまぁこんな感じで色々、色々と道のりは長いけど一先ず伝えることは伝えたぞ!という感じです。

なのでまた暫くは何事もなかったかのように……と思ってたら最後。

 

佐藤先生!??!??????

火灯丸は「え、俺からかわれてる????????」不定野原しんのすけ状態でした。

佐藤先生のことだから悪意はないと分かってはいるんですが、それはそれとしてやんわり火灯丸的には「俺完全に子供扱いされてるよな…………」という気持ちがあるのでこの辺りのことは「俺の機嫌取ろうとしてくれたんだな…………(またガキ扱いされてる…)」とモニャ…ってしてましたね。わはは。

軽蔑なんかしてないよ!!!!ただどうせなら自分からリードできるようになりたいよね…!の精神。

 

ともあれ、火灯丸的には忘れられない1日になりました。私はずっと楽しかった。

 

 

これは卓終わった後にも貝さんにお話ししたことなんですが、実際我々はメタ視点で彼らを見て操作できてるのでソプスク後の彼らの人生に例の機関が絡むかどうかってのはPL達の手で意図的に何かしなければ発生はしないというのを分かってるからよいけれど、当然PC達にとってはそんなこと知り得ないわけでして。

 

だとしたら彼らの世界の視点では「たまたま同じ事件に巻き込まれた者同士」が、事件の解決後に「たまたま恋に落ち」、上手くいけば結婚し家庭を作る。「たまたま同じ機関から出た者同士が」。となっている。

 

これって、滅茶苦茶怖いことじゃないですか………………?

 

ぶっちゃけ私たちPLから見たら「まぁシナリオ通過した者同士なだけだし…」で一掃できてしまう話なんですけど(実際そうだし)、ソプスクの最後の終わりを思うとより怖いんですよ。

 

そりゃね、火灯丸も俺が今思ってる気持ち、信じて良いのかな…?と多少ビビってしまうわけですよ。だってガチで操られてる可能性もあるんだから。

 

正直この気持ちもあったら教師続けるのどうなのかな?とも当時は一瞬は思ったのですが第一にえりな育てるのに無職にはなれん、っていうことと、色々あったけど教師になった以上はその責任を果たすべきだと割と強く思ったので「まぁ元気なうちはやめないなこりゃ」と落ち着きはしました。何より学校、好きだしね。

 

話がだいぶそれてしまいましたが大体まぁ、こんな感じで楽しませてもらいました…!

一年後まで佐藤先生待っててくれるかな、帰ってから「これで1年後フラれる可能性全然あるんだもんな……………………」と割と火灯丸が青くなってたのはここだけの話。